症状
右手関節から母指にかけての痛み
治療方法
経過
こんにちは!兵庫県丹波市柏原町にある「いさお整骨院」です。
丹波市は豊かな自然に恵まれ、季節ごとにさまざまな農作物の栽培や収穫、お手入れで忙しくお過ごしの方も多い地域です。しかし、農作業は手や指、腰など、全身に想像以上の負担がかかるお仕事でもあります。
「作業中にハサミを握ると、手や指に激痛が走る」 「手が強張って力が上手く入らず、農作業のスピードが落ちてしまう…」
このようなお悩みを抱えていませんか?今回は、ハサミを使う農作業で手の強い痛みに悩まされていた50代・農家女性の施術症例をご紹介します。同じように手や指の痛みを我慢しながら仕事を続けている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【症例紹介】来院時の状況とお悩み
- 患者様:50代 女性
- ご職業:農家(農業)
- お悩み:剪定ばさみやハサミを握る動作での手・指・手首の激痛と強張り
なぜその痛みが起こるのか?(専門家視点での原因解説)
ハサミを何度も繰り返し強く握る動作は、指を曲げる筋肉(指屈筋群)や手首を支える前腕(肘から手首にかけての腕の筋肉)に非常に大きな負担をかけます。 特に、ハサミのグリップを押し込むような運動を長時間続けることで、筋肉の奥深くにある「深層筋(しんそうきん=表面からは触りにくい奥にある筋肉)」に持続的な緊張や疲労が蓄積していきます。 筋肉が過度に緊張し続けると、内部の血流(血液循環)が悪化し、酸素や栄養が十分に行き届かなくなります。その結果、筋肉の中に「トリガーポイント」と呼ばれる痛みの引き金となる硬い結び目が形成されてしまうのです。 手の痛みだからといって、原因が手先だけにあるとは限りません。実は、手首や前腕、さらには肘周辺の深層筋がカチカチに固まることで、手先に何倍もの負担が集中しているケースが多々あります。湿布や表面的なマッサージだけでは、この奥深くに潜む硬直した深層筋まで刺激が届かず、痛みが根本的に改善しなかったのです。当院での施術と経過(ビフォーアフター)
当院ではまず、丁寧な問診と独自の科学的な筋運動検査を行い、どこの深層筋にコリや血流障害が生じて手先に負担をかけているのかを徹底的に特定しました。 今回の患者様に対しては、当院の強みである手技療法「MT-MPS療法(深層筋肉調整)」を中心に施術を開始しました。 MT-MPS療法は、痛みの根本原因となっている深層筋へ的確にアプローチし、硬くなった筋肉の血液循環を劇的に改善して、しなやかで柔軟な状態へと戻していく治療法です。さらに、頑固なトリガーポイントや痛みの過敏状態を迅速に抑えるため、患者様のご了承のもと「AT-MPS(鍼治療法)」を併用し、前腕から手首にかけての深層筋肉へダイレクトに施術を行いました。【施術の経過と変化】
- 初回〜3回目の施術: 前腕から手のひらにかけての深層筋を中心に調整。3回目の施術後には「ハサミを握るときのズキッとする激痛が和らいできた」と効果を実感していただけました。
- 4回目〜6回目の施術: 指や手首の可動域(動かせる範囲)が広がり、朝起きたときの手の強張りが大幅に減少。ハサミを握る動作もスムーズになり、長時間の農作業でも強い痛みが出にくくなりました。
- 7回目以降: 日常の農作業を痛むことなくこなせるまでに回復!現在は再発予防と身体のコンディション維持のため、定期的なメンテナンス通院を継続されています。
自宅でできるセルフケア・予防のアドバイス
農作業や手・指を酷使する作業が多い方に向けて、今日からご自宅や作業の合間に試せるセルフケアをご紹介します。- 前腕(腕の筋肉)のこまめなストレッチ 片方の腕を前に伸ばし、手のひらを前に向けた状態で、反対の手を使って指先を手前に軽く引き寄せます。肘から手首にかけての筋肉を20〜30秒ほど気持ちよく伸ばしましょう。ハサミを使う作業の前後に実施すると効果的です。
- 手・手首の温浴で血行促進 作業が終わった後は、ぬるめのお湯(38〜40℃程度)に手を10〜15分ほど浸し、手首から指先までじっくり温めましょう。血流が促進され、1日の作業で溜まった深層筋の疲労物質が排出されやすくなります。
- 作業合間の「手のパー・グーパー運動」 ハサミを長時間握り込む「グー」の姿勢が続いた後は、手のひらをしっかり開く「パー」の動きを意識して数秒キープします。軽く「グー・パー」を繰り返すことで、指を曲げる筋肉の偏った緊張を和らげることができます。
- 道具の工夫とサポーターの活用 ハサミのグリップ部分に柔らかいサポーターや滑り止めを巻き、手にかかる局所的な圧力を分散させる工夫も、慢性的な痛みの予防に効果的です。
